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行政書士山本貴史事務所です。

奈良県で交通誘導警備を行う警備会社にとって、切っても切り離せない関係にあるのが「検定合格警備員の配置が必要となる路線」。
つまり、『認定路線』ですね。
認定路線というのは、道路や交通の状況から、道路における危険を防止するため、一定の基準による交通誘導警備業務を実施する必要があると公安委員会が認めた路線・区間のことです。
奈良県では、現在、次の8路線が指定されています。
- 国道24号
- 国道25号
- 国道165号
- 国道169号
- 国道308号
- 国道369号
- 主要地方道奈良生駒線
- 主要地方道大阪生駒線
奈良県警察も、これらの路線について、交通誘導警備業務を行う場合には検定合格者の配置が必要になると案内しています。
ただし、路線によって、
- 奈良県内の一定区間
- 特定の起点から終点まで
- 一定の区間を除外
- 奈良県内に存する区間全部
など、指定方法が異なります。
この記事では、奈良県公安委員会の告示をもとに、対象路線・区間と、実際に現場で認定路線を確認する方法を行政書士が分かりやすく解説しますので最後までお読みください。

奈良県の「認定路線」とは?
まず、認定路線について簡単に確認しておきましょう。
警備業法では、道路その他の場所において交通誘導警備業務を行う場合、道路や交通の状況から危険を防止するために必要と認められる場所について、検定合格警備員の配置を義務付ける制度があります。
奈良県公安委員会は、平成19年に最初の認定路線を指定し、その後、平成27年に5路線を追加指定しており、平成27年8月1日から施行されています
そのため、指定された路線・区間で交通誘導警備業務を行う場合には、交通誘導警備業務1級または2級の検定合格警備員を配置する必要があります。
認定路線そのものの制度について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
奈良県の認定路線は8路線
現在確認できる奈良県公安委員会の指定を整理すると、対象は次の8路線です。
| No. | 路線 | 指定の概要 |
|---|---|---|
| 1 | 国道24号 | 奈良県内の対象区間 |
| 2 | 国道25号 | 奈良県内の対象区間 |
| 3 | 国道165号 | 奈良県内に存する区間 |
| 4 | 国道169号 | 奈良市登大路町から吉野郡大淀町までの指定区間 |
| 5 | 国道308号 | 奈良市宝来町から奈良市尼辻北町までの指定区間 |
| 6 | 国道369号 | 奈良市二条大路南から奈良市登大路町までの指定区間 |
| 7 | 主要地方道奈良生駒線 | 奈良県内の区間。ただし一部除外 |
| 8 | 主要地方道大阪生駒線 | 奈良県内に存する区間 |
国道24号の認定区間
最初に国道24号です。
奈良県公安委員会告示第7号では、国道24号について、奈良県の区域内に存する区間が対象とされています。
ただし、道路法上の自動車専用道路の区間は除外されています。
国道25号の認定区間
国道25号も、奈良県内の一定区間が指定されています。
ただし、国道25号については除外されている区間があります。
奈良県公安委員会告示では、
- 自動車専用道路の区間
- 山辺郡山添村大字遅瀬(三重県境)から天理市川原城町字川向605番先まで
が除外されています。
国道165号の認定区間
国道165号については、奈良県の区域内に存する区間が指定されています。
国道24号や25号と異なり、平成19年の告示では自動車専用道路等についての個別の除外規定は記載されていません。
国道169号の認定区間
国道169号は、平成27年に追加指定された路線です。
指定区間は、奈良市登大路町76番地先から吉野郡大淀町大字土田187番地先までです。
ここで重要なのは、
「国道169号は奈良県内全部」
ではないということ。
公安委員会が指定した起点から終点までの区間が対象です。
国道308号の認定区間
国道308号も平成27年に追加指定されています。
指定区間は、奈良市宝来町473番2から奈良市尼辻北町3368番地の1先までです。
この区間は、いわゆる阪奈道路に関連する区間として指定されています。
したがって、国道308号についても、「奈良県内の国道308号なら全部」ではなく、告示に記載された区間に該当するかを確認することが重要です。
国道369号の認定区間
国道369号についても、平成27年に追加指定されています。
指定区間は、奈良市二条大路南1丁目3番22号先から奈良市登大路町76番地先までです。
この区間は、奈良市内のいわゆる大宮通に該当する区間です。
国道369号についても、路線名だけではなく、指定された起点・終点を確認する必要があります。
主要地方道奈良生駒線の認定区間
奈良生駒線は、少し特殊です。
告示では、奈良県の区域内に存する区間を対象としています。
しかし、次の区間は除外されています。
奈良市大森町52番地先から奈良市三条大路2丁目2番15号先まで
つまり、「奈良生駒線は奈良県内全部が認定路線」ではなく、指定区間から除外されている部分があることを覚えておきましょう。
主要地方道大阪生駒線の認定区間
主要地方道大阪生駒線については、奈良県の区域内に存する区間が指定されています。

奈良県の認定路線で「全域」と「一部」を間違えない
例えば、国道169号とだけ聞いた場合、「奈良県の国道169号は全部認定路線なのかな?」と思うかもしれません。
しかし、実際の告示では、奈良市登大路町76番地先~吉野郡大淀町大字土田187番地先という区間が指定されています。
したがって、路線名だけで判断するのではなく、「公安委員会が指定した区間に入っているか」を確認するようにクセづけておきましょう。

奈良県の認定路線を調べる方法
①現場の住所を確認する
まず、交通誘導警備を行う現場の住所を確認します。
例えば、
- 工事場所
- 現場住所
- 工事区間
- 交差点
- 道路名
など、具体的な所在地を把握します。
②道路の路線名を確認する
次に、その現場がどの道路に面しているのかを確認します。
- 国道○号
- 主要地方道○○線
- 一般県道○○線
- 市道○○線
などです。
工事の発注者や元請会社から工事図面・交通規制図などをもらえる場合は、それらも確認しましょう。
③奈良県警察の「警備業関係」を確認する
奈良県警察の「警備業関係」のページでは、検定合格警備員の配置が必要となる路線について案内されています。
実際に現場配置を判断する際には、必ず最新の施行分を確認してください。
④指定区間に入っているか確認する
例えば国道169号の場合、奈良市登大路町76番地先~吉野郡大淀町大字土田187番地先という指定区間に入っているか確認します。
ここまで確認して初めて、「この現場は認定路線の対象区間にある」と判断できます。

奈良県の2号警備会社は認定路線を開業前から確認しておこう
これから奈良県で交通誘導警備を中心とする警備会社を開業する場合、認定路線は単なる法律知識ではありません。
実際の営業戦略にも関係します。
例えば、「奈良県内の公共工事を中心に交通誘導警備を受注したい」という会社であれば、認定路線の現場を受注する可能性も高くなります。
その場合、
- 交通誘導2級資格者を確保する
- 資格者の人数を把握する
- 資格者が配置できる現場を管理する
- 案件受注時に認定路線か確認する
といった体制を整える必要がありますよね。

交通誘導警備業務検定2級資格者が重要
交通誘導警備を中心に営業するのであれば、検定合格警備員の確保は会社経営上の重要なポイントになります。
特に、
- 公共工事
- 道路工事
- 大規模建設工事
- インフラ工事
などを営業対象にする場合は、資格者を確保できる体制を作っておくと、受注できる案件の幅を広げやすくなりますよね。
交通誘導警備業務検定については、以下の記事でも詳しく解説しています。
また、交通誘導警備そのものについては、
もあわせてご覧ください。
奈良県で認定路線の現場を受注するときのチェックリスト
| 確認事項 | チェック |
| 現場住所を確認した | □ |
| 道路の路線名を確認した | □ |
| 国道・県道・市道など道路種別を確認した | □ |
| 奈良県公安委員会の指定路線に該当するか確認した | □ |
| 対象区間に入っているか確認した | □ |
| 最新の告示を確認した | □ |
| 施行日を確認した | □ |
| 1級・2級検定合格者を配置できるか確認した | □ |
| 発注者・元請会社の資格条件を確認した | □ |
このチェックを現場ごとに行うことで、資格者配置の見落としを防ぎやすくなります。

奈良県の認定路線についてよくある質問
Q. 兵庫県の認定路線では交通誘導2級でも配置できますか?
はい。
兵庫県の認定路線では、交通誘導警備業務1級または2級の検定合格警備員が配置対象となります。
したがって、2級の検定合格警備員でも法令上の配置要件を満たすことができます。
Q. 認定路線では警備員全員が2級を持っている必要がありますか?
いいえ。
認定路線における配置義務は、配置する警備員全員が検定合格者でなければならないという意味ではありません。
ただし、元請会社や発注者が独自に資格者の人数を指定している場合があります。
Q. 国道ならすべて認定路線ですか?
いいえ。
公安委員会が指定した路線・区間だけが対象です。
さらに、指定路線であっても除外区間が存在する場合があります。
Q. 奈良県の認定路線はどこで確認できますか?
奈良県警察の「警備業関係」のページから確認できます。

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警備業法についてもっと学びたい方は下記の記事をお読みください。
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