「うちはメンコンなんで、ホストとは違うんです」 「カウンター越しだから、風営法の許可はいらないんですよね?」
よく相談を受けますのではっきり言っときますね。。
メンコン?ホスト?ボーイズバー?
一般的なカテゴリーは関係ありません。
警察が確認するのはあなたのお店の実態がどういった営業形態としているのか?それだけです。
近年、メンコン・コンカフェに対する警察の目は厳しいです。
ホストクラブへの規制(売掛金問題など)が強化された反動で、より安価で手軽な「メンコン」に業態を変える店が急増しましたよね。しかし、実態は「無許可のホストクラブ」であることが多く、警察による摘発ラッシュが続いています。
この記事では、数多くの夜のお店の営業許可をお手伝いしてきた行政書士として、メンコン経営者が絶対に知っておくべき「風営法の境界線」と「摘発を避けるための正しい許可戦略」を、綺麗事抜きで徹底解説します。

そもそもメンコンとはなんなのか?
「メンコン」という言葉は、一部の界隈では当たり前に使われていますが、法律用語ではありません。 まずは、この業態がビジネスとしてどう定義され、なぜ警察の監視対象となっているのか、その実態を正しく認識しましょう。
定義とシステム
メンコンとは「メンズコンセプトカフェ」の略称です。 元々はメイドカフェの男性版として派生し、男性キャストが「王子様」「アイドル」「学園」「ヴァンパイア」などの特定のコンセプト(世界観)に沿った衣装を着て、お客様をもてなす飲食店のことを指します。
一般的なシステムは以下の通りです。
時間制(チャージ制): 1セット40分〜60分で飲み放題付き(1,000円〜3,000円程度)。
キャストドリンク: お客様がキャストに一杯ご馳走する(1杯1,000円〜)。
物販・オプション: チェキ撮影、オリジナルシャンパン、フードなど。
これだけを見れば、「ガールズバーの男性版」や「コンセプトのあるバー」であり、何の問題もないように見えますよね。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
「ホストクラブ」が「メンコン」を隠れ蓑にしている?
現在、急増しているメンコンの多くは、単なるコンセプトカフェです。しかし、一部のお店では、コンセプトカフェの域を超え、「実質的なホストクラブ」として機能しています。
推し(担当)文化: 指名制度はないと言いつつ、実質的に特定のキャストを目当てに通うファンビジネスになっている。
高額な会計: シャンパンコールやタワーなど、ホストクラブ顔負けの演出で高単価を狙う。
密接な接客: カウンター越しであっても、疑似恋愛的な会話やスキンシップを行い、客の感情を掴む。
なぜ「メンコン」と名乗るのか?
「ホストクラブ」ではなく「メンコン」という看板を掲げる理由は、大きく2つあります。
集客のハードルを下げるため: 「ホストは怖いけど、メンコンなら安くて気軽に行ける」という女性客層を取り込むため。
法規制を回避するため(という誤解): 「ホストクラブ=風俗営業許可が必要」だが、「メンコン=カフェ(飲食店営業)でいける」という間違った認識で開業しやすくするため。
あなたが「うちはメンコンだから大丈夫」と思っていても、警察や行政は名前で判断しません。
「店内で何が行われているか」だけで判断します。
ここからは、このメンコンという業態が、法律のラインをどこで踏み越えてしまうのか、詳しく解説していきますね。

メンコンの営業には風俗営業許可(1号営業)が必要?
メンコンの経営者が頭を悩ますのは、「風俗営業(1号許可)」を取るべきか、「深夜酒類提供飲食店(バー)」で営業できるのか?といった点だと思います。
この判断の分かれ目は「接待(せったい)」をするかどうか、この一点に尽きます。
多くの経営者が勘違いしていますが、「隣に座らなければ接待ではない」というのは大きな間違いです。 警察庁の『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の解釈運用基準』に基づき、メンコンの現場でよくある行為をジャッジしてみましょう。
① カウンター越しでの会話・接客
【判定:グレー〜黒】 「カウンター越しなら安全」は都市伝説です。 特定の客の前に立ち止まり、継続して会話を楽しんだり、お酒を作って乾杯したりする行為は「歓談」にあたり、これは立派な「接待」です。 バーテンダーのように、注文を聞いて酒を出し、少し世間話をしてすぐ離れる程度なら「飲食店」ですが、メンコンのキャストがそれを守れるでしょうか? 「推し」を目当てに来た客に対し、つきっきりで会話をすれば、カウンターがあろうがなかろうが1号許可が必要です。
② チェキ撮影・オリシャン・マイクパフォーマンス
【判定:ほぼ黒(接待)】 これらは「特定少数の客」を楽しませるための演出です。
チェキ: 撮影時に密着する、ポーズを指定して盛り上がる。
オリシャン(オリジナルシャンパン): 入れた客に対してマイクでコールをする、キャスト全員で煽る。 これらは、単なる飲食の提供を超えた「遊興(ゆうきょう)」の強要や「特定客へのサービス」とみなされ、風営法の許可がないと違法になります。
③ ダーツ・カラオケ・ゲーム
【判定:黒(接待)】 「一緒にダーツしよう」とキャストが客とゲームをする。 「デュエットしよう」と客と一緒に歌う。 これらは明確に「ともに遊戯を行うこと」として、解釈運用基準で「接待」と定義されています。キャストがゲームに参加した時点で、その店は風俗営業許可が必要です。
上記がメンコンの営業として、接待となり得る行為です。
ほとんどのお店は風俗営業許可が必要となるのではないでしょうか?
逆に、上記のようなサービスを提供しないのであれば深夜営業も可能です。
では、風俗営業許可と深夜酒類提供飲食店営業のメリットとデメリットをみていきましょう。
「風俗営業許可(社交飲食店)」と「深夜酒類提供飲食店営業」のメリットとデメリット
A. 風俗営業第1号許可(社交飲食店)を取得する場合
いわゆる「キャバクラ」「ホスト」と同じ許可です。堂々と接待ができます。
メリット:
キャストが客の隣に座れる。
ダーツもカラオケも一緒にできる。
高単価なサービス(シャンパンコール等)を法的に堂々と提供できる。
デメリット:
営業時間は原則24時(一部地域で25時)まで。 朝まで営業は絶対に不可。
18歳未満は雇用も入店も不可。
場所の制限(保全対象施設)があり、許可取得できない物件がある。
B. 深夜酒類提供飲食店営業の届出を出す
いわゆる「バー」「居酒屋」としての届出です。
メリット:
朝まで(24時間)お酒を出して営業できる。
届出のハードルが比較的低い。
デメリット:
「接待」は一切できない。
客の横に座れない、特定の客と長話できない、ゲームもできない。
警察の立ち入りで「接待」と認定された瞬間、無許可営業となる。
相談を受ける際に、上記のメリットとデメリットを説明すると、ほとんどのお客様は【風俗営業許可】を取得する方向で動かれます。
というのも、メンコンやコンカフェのサービスを提供するのに、接待に該当しないことは非常に難しいと言わざるを得ません。
また、スタッフも風俗営業許可を取得している方が、安心して働けますしね。

風俗営業許可を取るための「高いハードル」
「じゃあ、風俗営業許可を取ろう」と思っても、すぐに取得できるわけではありません。
準備に1~2カ月。申請書を提出してから約2カ月程度の時間が掛かります。(※ちなみに補正などなくスムーズに進めばです)
自分で申請する方の為に、ざっくりと風俗営業許可の3つの要件について解説しますね。
詳細を知りたい方は下記の記事をお読みください。
ここではざっくりと解説しますね。
風俗営業許可の要件は、【場所・構造・人】の3つの要件があります。
① 「場所」の壁(保全対象施設)
風俗営業は、以下の施設から一定の距離(商業地域なら原則50mなど、都道府県条例による)が離れていないと許可が出ません。
学校、幼稚園、認定こども園
病院(入院設備があるもの)
図書館
② 「設備」の壁(構造設備要件)
内装工事が終わってから相談に来られても、手遅れなことが多いのがここです。
客室の内部に見通しを妨げる設備がないこと: 高さ1メートル以上の椅子の背もたれ、パーテーション、観葉植物などはNGです。
客室の床面積: 和風なら9.5㎡以上、洋風なら16.5㎡以上という決まりがあります。
照明・調光器: 店内は5ルクス以上の明るさが必要です。そして注意してほしいのが「スライダックス(つまみで明るさを調整できるスイッチ)」です。これがあるだけで許可は下りません。オンオフのスイッチのみにする必要があります。
③ 「人」の壁(欠格事由)
申請者や管理者、法人であればグループ企業などが、過去5年以内に風営法違反や刑法犯で処分を受けていると許可は取れません。

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| 申請区分 | 報酬額 | 実費(役所へ支払う手数料) |
風俗営業許可申請 | 198,000円 | 証紙代等:24,000円〜 |
飲食店営業許可申請 | 22,000円 | 申請手数料:16,000円〜 |
※図面作成、警察署との事前協議、書類作成、提出代行まですべて含みます。
※店舗の規模(客室面積)が極端に大きい場合や、法人の役員数が多数の場合は別途お見積りとなることがあります。
対応エリア一覧
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大阪府全域 大阪市(中央区・北区・浪速区ほか全区)、堺市、東大阪市、豊中市、吹田市、枚方市、八尾市、岸和田市 など
兵庫県 神戸市(三宮・元町)、尼崎市、西宮市、姫路市 など
京都府 京都市(祇園・木屋町)、宇治市 など
奈良県・和歌山県 奈良市、和歌山市 など

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ここまで読んで、「メンコンを開業したいけど大変そう・・」と不安になった方もいるかもしれません。
脅すようなことばかり言いましたが、要は「最初から正しいルールで準備すれば、何も怖くない」ということです。
「うちは大丈夫だろう」
「ネットにこう書いてあった」
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